UipathでEXCEL表にフィルターかける操作方法まとめ

UipathでEXCEL表にフィルターをかけるには、テーブル作成を事前に行う必要がありました。その手順から紹介します。

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Excelでテーブルを作成する方法

Excelでテーブルを作成するには、エクセルアプリケーション内で「テーブルの作成」または「ExcelCreateTable」というアクティビティを使います。

<テーブルの作成>
(保存先)
・テーブル名:”tab1″
・範囲:”A1:C7″
(入力)
・シート名:”Sheet1″

ここでは、Sheet1のA1からC7までのセルを1つのテーブル、tab1としてテーブルを作りました。Uipathのアクティビティを見る限り、表のデータを並び替えするにはテーブルの作成が必要と思われます。

Excelの表をフィルターで絞込みする方法

Excelの表をフィルターで絞込みするには、Excelアプリケーションスコープ内で「テーブルをフィルター」または「ExcelFilterTable」アクティビティを使います。

アクティビティを設置して、以下のようにプロパティを設定します。

<Excelアプリケーションスコープ>
・ワークブックのパス
“C:\wk\test.xlsx”

<代入>
・左辺:a
・右辺:New String(){“A”,”B”}

<テーブルをフィルター>
・シート名:”Sheet1″
・テーブル名:”tab1″
・フィルターオプション:a
・列名:”グループ”

ここでは、test.xlsxというファイルのSheet1にあるtab1と言うテーブルにフィルターを設定しています。
フィルターオプションは配列を設定する必要があるため事前にaという配列を用意して、AとBの値をセットしています。今回は、グループ列をAとBで絞込しています。
(今回、配列の変数の宣言は、変数のところからArrayof[T]を選択、Stringを選択しました。)

Excelをフィルターで絞った状態の平均や合計を取得する方法

Excelをフィルターで絞った状態の平均や合計を取得するには、Excelアプリケーションスコープ内で「セルに書き込み」または「ExcelWriteCell」アクティビティを使います。

アクティビティを設置して、以下のようにプロパティを設定します。

<Excelアプリケーションスコープ>
・ワークブックのパス
“C:\wk\test.xlsx”

<セルに書き込み>
・シート名:”Sheet1″
・範囲:”C8″
・値:“=SUBTOTAL(1,C2:C7)”

ここでは、test.xlsxというファイルのSheet1にあるtab1と言うテーブルに事前にフィルターを設定しています。フィルターで絞り込まれた状態で合計や平均を取得するには、SUBTOTAL関数を使います。第一引数が計算方法を表し、1はフィルタで絞った値を平均(AVERAGE)します。

合計を取得する場合には、“=SUBTOTAL(9,C2:C7)”とします。9が集計(SUM)を表します。

Excelをフィルターで絞った状態の最大値や最小値を取得する方法

Excelをフィルターで絞った状態の最大値や最小値を取得するには、Excelアプリケーションスコープ内で「セルに書き込み」または「ExcelWriteCell」アクティビティを使います。

アクティビティを設置して、以下のようにプロパティを設定します。

<Excelアプリケーションスコープ>
・ワークブックのパス
“C:\wk\test.xlsx”

<セルに書き込み>
・シート名:”Sheet1″
・範囲:”C8″
・値:“=SUBTOTAL(4,C2:C7)”

ここでは、test.xlsxというファイルのSheet1にあるtab1と言うテーブルに事前にフィルターを設定しています。フィルターで絞り込まれた状態で合計や平均を取得するには、SUBTOTAL関数を使います。第一引数が計算方法を表し、4はフィルタで絞った値の最大値(MAX)を表します。

合計を取得する場合には、“=SUBTOTAL(5,C2:C7)”とします。5が最小値(MIN)を表します。

Excelをフィルターで絞った状態の数値や文字の個数を取得する方法

Excelをフィルターで絞った状態の数値や文字の個数を取得するには、Excelアプリケーションスコープ内で「セルに書き込み」または「ExcelWriteCell」アクティビティを使います。

アクティビティを設置して、以下のようにプロパティを設定します。

<Excelアプリケーションスコープ>
・ワークブックのパス
“C:\wk\test.xlsx”

<セルに書き込み>
・シート名:”Sheet1″
・範囲:”C8″
・値:“=SUBTOTAL(2,C2:C7)”

ここでは、test.xlsxというファイルのSheet1にあるtab1と言うテーブルに事前にフィルターを設定しています。フィルターで絞り込まれた状態で合計や平均を取得するには、SUBTOTAL関数を使います。第一引数が計算方法を表し、2はフィルタで絞った値の数値の個数を表します。

文字も含む場合の個数を取得する場合には、“=SUBTOTAL(3,C2:C7)”とします。3がカウント(COUNTA)を表します。