VB.NETでテキストボックスの操作方法や設定まとめ

VB.NETでテキストボックスを操作する方法や設定をいくつか紹介します。

複数行、文字を入力する方法

ここでは、VB.NETでテキストボックスに複数行、文字を入力する方法を紹介します。

VB.NETでテキストボックスに複数行、文字を入力するには、テキストボックスを選択して、Multilineプロパティの値をtrueに変更します。デフォルトではfalse(シングルラインのみ)になっているので変更が必要です。

また、プログラム内では、「TextBox1.Multiline = True」とすることでプロパティを変更することが出来ます。

入力文字数に制限をかける方法

ここでは、VB.NETでテキストボックスで入力文字数に制限をかける方法を紹介します。

VB.NETでテキストボックスで入力文字数に制限するには、テキストボックスを選択して、MaxLengthプロパティの値を変更します。

また、プログラム内では、「TextBox1.MaxLength = 10」とすることで制限する文字数の値を変更することが出来ます。

入力できない状態(読取専用・ReadOnly)にする方法

ここでは、VB.NETでテキストボックスを入力できない状態(読取専用・ReadOnly)にする方法を紹介します。

VB.NETでテキストボックスを入力できない状態(読取専用・ReadOnly)にするには、テキストボックスを選択して、ReadOnlyプロパティの値をtrueに変更します。

また、プログラム内では、「TextBox1.ReadOnly = True」とすることでプロパティを変更できます。

カーソルやタブキーで選択できないようにする方法

ここでは、VB.NETでテキストボックスをカーソルやタブキーで選択できないようにする方法を紹介します。

VB.NETでテキストボックスをカーソルやタブキーで選択できないようにするには、テキストボックスを選択して、Enabledプロパティの値を変更します。デフォルトはtrueなので、Falseにすることで、カーソル選択やタブ移動が出来なくなります。

また、プログラム内では、「TextBox1.Enabled= false」とすることでプロパティを変更できます。

入力された値の文字数を取得する方法

ここでは、VB.NETでテキストボックスに入力された値の文字数を取得する方法を紹介します。

VB.NETでテキストボックスに入力された値の文字数を取得するには、テキストボックスの値のLengthを取得します。

<サンプル>
Public Class Form1
Private Sub Button1_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button1.Click

Dim str As String
str = TextBox1.Text
MsgBox(str.Length)

End Sub
End Class

また、「str = TextBox1.Text」でテキストボックスの値を変数に格納しています。次に「MsgBox(str.Length)」で文字列の文字数を取得しています。ここではメッセージボックスで文字数を表示しています。

入力された大文字を小文字に変換する方法

ここでは、VB.NETでテキストボックスに入力された大文字を小文字に変換する方法を紹介します。

VB.NETでテキストボックスに入力された大文字を小文字に変換するには、テキストボックスの値のTolowerメソッドを使用します。

<サンプル>
Public Class Form1
Private Sub Button1_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button1.Click

Dim str As String
str = TextBox1.Text.ToLower
MsgBox(str)

End Sub
End Class

また、「str = TextBox1.Text.ToLower」でテキストボックスの値を小文字に変換してから変数に格納しています。次に「MsgBox(str)」で変換した文字列をメッセージボックスで表示しています。

小文字を大文字に変換する場合は、同様の手順でToUpperメソッドを使います。

入力された値から空白文字を削除する方法

ここでは、VB.NETでテキストボックスに入力された値から空白文字を削除する方法を紹介します。

VB.NETでテキストボックスに入力された値から空白文字を削除するには、テキストボックスの値のTrimメソッドを使用します。

<サンプル>

Public Class Form1
Private Sub Button1_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button1.Click

Dim str As String
str = TextBox1.Text.Trim
MsgBox(str)

End Sub
End Class

また、「str = TextBox1.Text.Trim」でテキストボックスから前後の空白文字を削除した値を変数に格納しています。次に「MsgBox(str)」で変換した文字列をメッセージボックスで表示しています。

文字列の先頭の空白のみを削除したい場合にTrimStart、最後尾の空白文字だけを削除したい場合はTrimEndを使います。

入力した文字をパスワードのように隠す方法

ここでは、VB.NETでテキストボックスに入力した文字をパスワードのように隠す方法を紹介します。

VB.NETでテキストボックスに入力した文字をパスワードのように隠すには、テキストボックスのPasswordCharプロパティに値を設定します。

例えば、「■」を設定すると、入力した文字が、「■」で表示されます。

プログラム内でも「TextBox1.PasswordChar = “■”」のように書くことで設定変更できます。

ただしこれは画面上見えないだけなので、プログラム内ではテキストボックスに格納した値は簡単に見えます。入力した値をメッセージボックスなどで簡単に再表示できるので再表示や確認画面を作る際には注意が必要です。