Windowsのファイルを操作するコマンドまとめ

Windowsのファイルを操作するコマンドをいくつか紹介します。
>>Windowsでよく使うコマンドまとめ
>>Windowsでフォルダ・ディレクトリを操作する方法まとめ

一連のコマンドをバッチとしてまとめて実行する方法

ここでは、windowsの一連のコマンドをバッチとしてまとめて実行する方法を紹介します。

拡張子がbatというバッチファイルの拡張子のファイルを作り、そのファイルの中に、一連のコマンドを記述します。そしてバッチファイルをダブルクリックすると実行できます。

<サンプル> test.bat
@echo off
dir >> test1.txt
copy test1.txt test2.txt

まず「@echo off」でコマンドやメッセージの表示をオフにしています。バッチファイルとして一連の流れを実行する際に、一つ一つメッセージの確認が不要な場合にオフにします。

ここではディレクトリの一覧を取得し、test1.txtに出力しています。
そしてtest1.txtファイルをコピーしてtest2.txtファイルを作成しています。

こういった形で、実行したいWindowdコマンドを一行一行記述していくことでWindowsバッチとして処理をひとまとまりにして実行することが出来ます。

ファイルを一気に大量に作る/コピーする方法

ここでは、windowsコマンドでファイルを一気に大量に作る/コピーする方法を紹介します。

準備として、元となるファイルを1つ事前に作っておきます。そして元となるファイルを大量にコピーするバッチファイルを作成します。ファイルのコピーにはCOPYコマンドを使います。

<サンプル>ファイル名:test.bat
@echo off
copy C:\wk\test1.xlsx C:\wk\test2.xlsx
copy C:\wk\test1.xlsx C:\wk\test3.xlsx

事前に元となるファイルとしてtest1.xlsxを作っておきます。
そして、test.batと言う拡張子がbatとなるファイルを作ります。
その中にCOPYコマンドを2回書きました。
後はこのバッチファイルをダブルクリックして実行すると、C直下のWKフォルダ内にtest2.xlsxとtest3.xlsxが複製されています。

数を増やす場合は、コピーコマンドを追加していきます。

ファイルを一気に大量に削除する方法

ここでは、windowsコマンドでファイルを一気に大量に削除する方法を紹介します。

ファイルを削除するにはDELコマンドを使います。

<サンプル>test5.bat
@echo off
del C:\wk\test1.xlsx
del C:\wk\test2.xlsx
del C:\wk\test3.xlsx

test5.batと言うファイルを作りました。
その中にdelコマンドを3回書きました。後はこのバッチファイルをダブルクリックして実行すると、C直下のWKフォルダ内にあるtest1.xlsxからtest3.xlsxまでの3つのファイルが削除されます。

もしエクセルのファイルを全て削除したい場合には、del *.xlsxと一行書くことでエクセルファイルを全て削除できます。

ファイルを一気に大量に移動する方法

ここでは、windowsコマンドでファイルを一気に大量に移動する方法を紹介します。

ファイルを移動するにはmoveコマンドを使います。

<サンプル>test7.bat
@echo off
move /y C:\wk\test1.xlsx C:\wk2\test1.xlsx
move /y C:\wk\test2.xlsx C:\wk2\test2.xlsx
move /y C:\wk\test3.xlsx C:\wk2\test3.xlsx

test7.batと言う拡張子がbatのバッチファイルを作りました。
その中にmoveコマンドを3回書きました。後はこのバッチファイルをダブルクリックして実行すると、C直下のWKフォルダ内にあるtest1.xlsxからtest3.xlsxまでの3つのエクセルファイルがC直下のWK2フォルダに移動されます。

ちなみに/yのオプションは確認プロンプトを表示しないようにするオプションです。また、全てのエクセルファイルを移動させたい場合には、「move C:\wk\*.xlsx C:\wk2」と言う風にワイルドカードで指定が出来ます。

今日の日付付きファイルを一気に大量に作る/コピーする方法

ここでは、windowsコマンドで今日の日付付きファイルを一気に大量に作る/コピーする方法を紹介します。

準備として、元となるファイルを1つ事前に作っておきます。そして元となるファイルを大量にコピーするバッチファイルを作成します。ファイルのコピーにはCOPYコマンドを使います。

<サンプル>ファイル名:test8.bat
@echo off
copy C:\wk\test.xlsx C:\wk\test1_%date:~0,4%%date:~5,2%%date:~8,2%.xlsx
copy C:\wk\test.xlsx C:\wk\test2_%date:~0,4%%date:~5,2%%date:~8,2%.xlsx
copy C:\wk\test.xlsx C:\wk\test3_%date:~0,4%%date:~5,2%%date:~8,2%.xlsx

事前に元となるファイルとしてtest.xlsxを作っておきます。
そして、test8.batと言う拡張子がbatとなるファイルを作ります。
その中にCOPYコマンドを3回書きました。ファイル名+日付となるようにコピー後のファイル名を記述しておきます。
後はこのバッチファイルをダブルクリックして実行すると、C直下のWKフォルダ内にtest2_日付.xlsxとtest3_日付.xlsxが複製されています。

数を増やす場合は、コピーコマンドを追加していきます。

連番付きのファイルを一気に大量に作る/コピーする方法

ここでは、windowsコマンドで連番付きのファイルを一気に大量に作る/コピーする方法を紹介します。

準備として、元となるファイルを1つ事前に作っておきます。そして元となるファイルを大量にコピーするバッチファイルを作成します。ファイルのコピーにはCOPYコマンドを使います。

<サンプル>ファイル名:test9.bat
@echo off
for /l %%n in (10,1,20) do (
copy C:\wk\test.xlsx C:\wk\test_%%n.xlsx
)

事前に元となるファイルとしてtest.xlsxを作っておきます。
そして、test.batと言う拡張子がbatとなるファイルを作ります。

その中にFOR文で繰り返し実行する回数を宣言します。ここでは、10と言う数字から1ずつ数字を増やしていき20になるまで繰り返します。そしてその数字を使って、COPYコマンドで連番付きのファイルをコピーしていきます。

結果としては、test10.xlsx~test20.xlsxが作成されます。もし1番から100番までの連番でファイルを作成したい場合は、「for /l %%n in (1,1,100) do (」とします。

連番付きのファイルを一気に大量に削除する方法

ここでは、windowsコマンドで連番付きのファイルを一気に大量に削除する方法を紹介します。

ファイルの削除にはdelコマンドを使います。更に繰り返し実行するためにはFORコマンドを使います。

<サンプル>ファイル名:test9.bat
@echo off
for /l %%n in (10,1,20) do (
del C:\wk\test%%n
)

FOR文で繰り返し実行する回数を宣言します。ここでは、10と言う数字から1ずつ数字を増やしていき20になるまで繰り返します。そしてその数字を使って、delコマンドで連番付きのファイルを削除していきます。

結果としては、C直下のWKフォルダの中にあるtest10~test20というファイルが削除されます。もし1番から100番までの連番でファイルを削除したい場合は、「for /l %%n in (1,1,100) do (」とします。