VB.NETの小技まとめ
VB.NETで使える小技をいくつか紹介します。
Windowsバッチを起動する方法
ここでは、VB.NETからWindowsバッチを起動する方法を紹介します。
VB.NETからWindowsバッチを起動するには、Processクラスを使います。
<サンプル>
Public Class Form1
Private Sub Button2_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button2.Click
Dim p As New System.Diagnostics.Process
p.StartInfo.FileName = “C:\wk\test4.bat”
p.Start()
End Sub
End Class
このプログラムでは、C直下のWKフォルダにある「test4.bat」というWindowsバッチを起動させています。
まず「Dim p As New System.Diagnostics.Process」でProcessクラスを生成しています。そして「p.StartInfo.FileName = “C:\wk\test4.bat”」で開始するプロセスの名前を指定。「p.Start()」でプロセスを実行しています。
ランダムな値を取得する方法
ここでは、VB.NETでランダムな値を取得する方法を紹介します。
VB.NETでランダムな値を取得するには、Randomクラスを使います。
<サンプル>
Public Class Form1
Private Sub Button1_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button1.Click
Dim r = New Random()
MsgBox(r.Next(1, 101))
End Sub
End Class
この例では、「Dim r = New Random()」でRandomクラスを生成しています。「MsgBox(r.Next(1, 100))」で1以上、101未満のランダムな値を取得しています。r.Next(10)のようにすると0以上10未満のランダムな値が取得できます。
現在の1カ月後・1ヵ月前の日付を取得する方法
ここでは、VB.NETで現在の1カ月後・1ヵ月前の日付を取得する方法を紹介します。
VB.NETで現在の1カ月後・1ヵ月前の日付を取得するには、ADDMONTHSメソッドを使います。
<サンプル>
Public Class Form1
Private Sub Button2_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button2.Click
Dim d = DateTime.Now
Dim str = d.AddMonths(1).ToShortDateString
MsgBox(str)
End Sub
End Class
「Dim d = DateTime.Now」で現在の日付を取得しています。
さらに、「d.AddMonths(1)」で現在の日付にプラス1ヵ月した値を取得しています。一ヵ月前の値を取得したい場合は、「d.AddMonths(-1)」としてください。
コンピュータ名を取得する方法
ここでは、VB.NETでコンピュータ名を取得する方法を紹介します。
VB.NETでコンピュータ名を取得するには、GetHostNameメソッドを使います。
<サンプル>
Private Sub Button3_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button3.Click
Dim hn = Net.Dns.GetHostName()
MsgBox(hn)
End Sub
「Net.Dns.GetHostName()」でホストネーム、つまりコンピュータ名を取得しています。